空想委員会が活動停止らしい、みんなライブに行こう
これがロックバンドの定めなのか…。
みました?ボーカル三浦委員長のツイッター、
愛してくれてありがとう
— 空想委員会三浦委員長 (@kusoiinkaimiura) 2018年12月6日
胸が痛い。
公式ホームページにあるメンバーのメッセージも読んだが、
「自分たちの音楽を続けたいが現実は厳しい」と言う想いがひしひしと感じた。
空想委員会のデビューは2008年。今年で10年だ。節目の年であったのだろう。
3人の「まだ空想委員会をやりたい」という気持ちが前面に出ていて
現体制活動終了というニュアンスになっているが事実上の活動停止だ。
インディーズの方が稼げると聞くことも多いが、
空想委員会はドラムが事務所の社長兼マネージャーなのだ。
関係はきっと良好だろう。しかし自転車操業だったのかもしれない。
私よりずっと彼らを見てきたファンが一番わかるはずだ。
空想委員会はゴリゴリのロックバンドではなく、
全員が安全にライブを楽しむことがスローガンだったり、
歌声も雰囲気も優しいお兄さんのような朗らかな印象が私は強い。
しかし波動砲ガールフレンドの歌詞は「僕は君を殺したくなる」など
爽やかさの中に鋭さも時折見せるところが特徴だ。
春恋、覚醒のリリース時はかなりプッシュされていた記憶があるし、
毎年CDJにも出演している…と思ったら一番小さいステージだった。
(基本的にCDJはその年の顔のバンドやアーティストほど大きいステージになる)
こうして私が思ったことは、
『好きなバンド、いつまでもあると思わない方がいい。』
応援できる時にライブにいくなりCDを買うなりしないと
バンドから音楽はもう生まれてこないのだ。
このショッキングな発表の前、空想が好きな友達がライブ日程を見て言っていた、
「前に行ったから今回はいいかな、また今度。」
空想委員会が作る曲は良い意味で一過性の中毒性は強くなくて
どの曲もクオリティが同質のため、ファンも「好き」だけど安心してしまっていたのだろう。コンビニのいつでも買える美味しいパンみたいな感じだ。
どのバンドでも起こりうることだろう。
あんなに流行っていてアジカンの後継者と言われたKANA-BOONでも
今は地方だとキャパ300くらいのライブハウスを回っている。
ドラマ主題歌が決まり、各フェスで入場規制が出ていた夜の本気ダンス、
平均キャパ500も満たないツアーがソールドにならない。
私は、夜の本気ダンスは本当に気持ちのいい音楽を作るので
正直もう「踊る」歳でも体力もないのだがライブに行く。
彼らの音楽がまだまだもっと聞きたいからだ。
SNSで「好き」と発言するのはいい。
その好きをぜひ彼らに伝わる形で表してくれるティーンが増えて欲しいと願うばかりだ。
空想委員会のみなさん、お疲れ様でした。
CDは残る、大事にするね。ありがとう。